◇◆◇◆◇高野の独り言◇◆◇◆◇

◇高野の独り言目次◇

第18回 2009年セカンドフラッシュ

前回でも書きましたが春茶はインド、スリランカともモンスーンの乱れで期待を裏切る結果でした。最も品質が充実するセカンドフラッシュもダメか?と思っていましたが、少し遅れてスタートしたシーズンは、意外と良く6月中旬に無事買い付ける事ができました。特にセリンボン茶園の茶葉は素晴らしくもうすぐ売り切れ状態です。
世界的な気象状況の変化で今後さらに買付が難しくなっていきそうで心配です。

2009/8/10

第19回 お紅茶おばさま終焉か?

最近私の店では、男のお客様が増えてきました。しかも2~3人で来店され、全員紅茶を注文、うれしいじゃありませんか。
以前と言っても、昭和49年にタカノを開店した後ですが、紅茶は女性が小指を立てて飲むもの、男はコーヒーと相場が決まっていました。どうか選択肢が広がっただけだよ!なんておっしゃらないでください。
ところが、バブルの崩壊、リーマンショックと続き、さすがのおばさま方も「お紅茶」なんて言ってられなくなったのが実情のようです。男性のお客さまは確信犯です。美味しそうに紅茶を召し上がっています。なんだか複雑です。

2009/8/10

第20回 2010年アッサム茶について

インド紅茶、特にアッサム茶価格が高騰しています。インド経済の好調さと無関係ではなく、低所得者でもチャイの一杯ぐらいは余力ができて、国内需要が伸びたという人が多い。
このことに加えて、天候不順が続き収量が減ったという人。いろいろいますが、残留農薬の基準が日本をはじめ厳しくなった為に、茶園で農薬の使用を減らしたり、止めたりした結果、害虫の発生が増えて収量の減少が原因で価格が上がったというインド人の茶ブローカーもいた。いずれにせよ、需給ギャップが生じた為に価格上昇を招いたというのが正しいのかもしれない。今後、異常気象が続き、原産国の状況が激変すると、以前からの生産国が衰退し、より現在の環境にあった新興生産国にシフトするかもしれない。ただ、基本的には、茶の生産は集約農業で、すぐに移転しますーーとはならないと思います。

2010/9/16

第21回 セイロンティー新輸出税スタート

スリランカティーボードは2010年10月1日から輸出する紅茶(茶葉)に対して、1キロ当たりRS3.50(3.5ルピー)を課税するとの連絡を受けた。要するに、1000KG当たりUS$:32/-(32ドル)となるようです。集めたお金はどのように使われるのでしょうか?興味のあるところです。

2010/9/16